気ままなラノベ雑談『りゅうおうのおしごと!』
皆様ご無沙汰しております、ヒジリクリュウです。
ここ2週間いろいろありまして更新できておりませんでした、
これからは少しずつ更新していきたいと思ってます~
さて、ここからはラノベ雑談です。
第一回目の雑談はこちら……
今何かとアニメ化で人気が出ているこの作品のご紹介です。
著:白鳥史郎
監修:西遊棋
絵:しらび
~あらすじ~
16歳にして将棋界の最強タイトル保持者『竜王』となった九頭竜八一の自宅に押しかけてきたのは、弟子を名乗る小学三年生の少女・雛鶴あい(きゅうさい)だった!?
「え? ……弟子? え?」
「……おぼえてません?」
憶えてなかったが始まってしまったJSとの同居生活。ストレートなあいの情熱に、八一も失いかけていた熱いモノを取り戻していく――。
ガチ将棋押しかけ内弟子コメディ、今世紀最強の熱さでこれより対局開始!!
アニメでは、竜王戦第7戦の八一の姿からスタートしています。
そして場面が変わり、自宅に帰った八一があいと会うというストーリーでしたが、
原作の最初は八一と師匠である清滝九段の師弟対決からスタートしています。
しかもしょっぱなから50歳のおっさんの……(笑)
いやはやこのあたりのぶっ飛び具合は、白鳥先生らしいといいますか、『のうりん』で培われた?といいますが、とりあえずページを捲るたびに吹き出しそうになります。
さて、あまりネタバレするのもあれなのでヒジリ的な感想をいいますと。
大きく分けて第一譜(章)から第五譜(章)までの構成でその中に細かい場面展開がなされています。
テンポよく物語が進んでいく中で、細かい場面転換にもタイトルがついていて、たとえば『クズの恩返し』や『惨劇の朝』などこれなんかのパロディ?なんて思っちゃったりするようなタイトルもありますが、とにかくテンポがいいです。
で、肝心の内容ですけど将棋知らなくてもある程度は読めます。
将棋の内容も巻数を重ねていくことに入っては来るのですが、それ以上に人と人の勝負を描写している場面が多いです。
特に今回の山場はあいと「浪速の白雪姫」空銀子女流二冠との対決です。
読んでるこっちまで熱く、のめり込んでいく。そのくらい情熱にあふれる場面でした。
将棋界といえば羽生名人の永世七冠や中学生棋士藤井五段の誕生など、多くの才能あふれるそして、私のような凡人には触れることのできない世界だと思ってました。
確かに、今後も触れることはそうそうないでしょう。
でも八一やあい、銀子やほかのキャラクターを通じて、白鳥ワールドの中に生まれたこの将棋界を通じて少しでも将棋を知って、好きになる人が出てきて、実際の将棋に触れくれる人が増えてくれればと思います。
ラノベをあまり読んだことがない人、将棋には興味のない人そんな方でも楽しく読める作品だと思います!
読みやすさ→★★★☆☆
内容→★★★★★